探してきてくれるお客さんがいることって美容師にとってはサイコーに嬉しいことなんです

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秋田県秋田市土崎出身、横浜市神奈川区在住。神奈川で多店舗展開する大手の美容室に13年間在籍し、2011年、横浜市神奈川区大口に美容室「rodina(ロディーナ)」をオープン。2013年に株式会社SKTカンパニーを設立。屋号であるロディーナの意味は「家族」。スタッフもお客さんも家族のような優しい関係でありますようにと、社名であるSKTカンパニーの意味は、「S」はスタッフ、「K」は家族、顧客、教育、「T」は楽しい。スタッフがたのしく成長でき、お客さんもスタッフの家族も楽しい会社でありますようにという強い想いが込められてる。 【「いい会社、いい店、いい場所を創ろう」 お客さんにとって、スタッフとその家族にとっていい会社、いい店、いい場所を。】を経営理念にお客さん、スタッフ、その家族が喜んでくれる会社創りを目指す。 吉川光洋の詳しいプロフィールはこちらから

 

美容師が今までのお店を辞めて違うサロンに移るっていうことはこの業界ではそんなに珍しいことではありません。

美容師側が今までお世話になったサロンを辞めて別のサロンに移るときに、一番気がかりなのは今まで担当させて頂いてたお客さんのことです。自分が辞めた後、担当させてもらってたお客さんがどこのお店を選ぶのかはお客さん次第ではあるけれど、ボクだったら、そのお客さんには今までのお店にそのまま通ってほしいなって思っています。

新しいお店、あるいは独立したお店に来てほしいって想いはもちろんあるけれど、辞めるのは自分の勝手な決断なわけで、お世話になったお店が応援してくれてるとしても、少なくとも辞めることでお店には損失という迷惑を掛けちゃう。それでお客さんまで一緒になんて恐れ多すぎる。

次のとこでやるって決めたんだったら1からやる覚悟でやんないと絶対にうまくいく事はないってボクは思うから、ボクは担当させてもらってたお客さんには全て実費で独立する旨のお手紙を出して、今までのお礼を伝えて、お世話になったお店へ変わらず来店していただけるように促しました。育てて頂いてお世話になったお店への恩義です。

でも、経営者によっては、中途採用のスタッフにはある程度の売り上げを見込んで採用してる人もいるだろうし、ひどい経営者なんかは、連絡先を知ってる前のお客さんにどんどん連絡して連れてこいってとんでもないヤツも中にはいる。

だけど、ボクはそんなことはしたくない。

たくさん来てくれたら最初はいいかもしれないけれど、もし独立時にオープニングのスタッフがいたとしたら、その子が独立する時にきっと同じことをして独立していくでしょう。もし、別のお店に移った先に若いスタッフがいたとして、それをみていたら同じことをして辞めていくでしょう。それが正しいことだって思っちゃうもんね。それも教育だし、そうゆうんじゃなくても、ボクはお世話になったお店に恩を返したい。

さっきも書いたけどお店を選ぶのはお客さん。自分が別のお店にいくから絶対に来てねって言うのはお門違いにもほどがある。だけど、それでも来てくれたらそりゃぁ涙が出るほど嬉しいに決まってます。

今までのお客さんにはできれば今までのお店に行ってほしい、ボクはこう考えてます。でも本音を言えば来てくれたらめちゃくちゃうれしい。これ、美容師なら至極当然のこと。今まで何度も何年も担当させて頂いてたお客さんの事は今でもふとしたときに思い出すんですよね。あの人元気かなって。気持ち悪いかもしれないけど結構覚えてるもんなんですよ(笑)

ただ、ボクはこんな考えなんで、中途採用するスタッフにはお客さんはなるべく連れてこないで1から頑張ろうねって言ってます。そのためのサポートも全力でやります。だけど、何度も言うけど長く担当させてもらってたお客さんが次のお店にも来てくれるのはめちゃくちゃ嬉しいっていう美容師の気持ちも当然わかります。本当に嬉しいんですよ。ボクもそうだったし。

今日、スタッフのせいこちゃんに一件の予約が入りました。そのお客さんは前の前のお店で担当させてもらってたお客さんだそうです。前の前ってくらいだからもちろんロディーナで美容師してるなんてそのお客さんは知りません。だけどそのお客さんはせいこをわざわざ探して予約をしてくれたんです。ただ、せいこは保育園に行ってる小さな子供がいるから16時には帰っちゃうんだけど、予約の調節を忘れてて、そのお客さんの予約が16時に入ってしまったんですね。幸い、ネットからの予約だったので連絡先がわかったからその旨をお伝えするお電話をかけました。

たまたまボクはその場に居合わせたんですが、久々にそのお客さんとお話してる時のせいこ嬉しそうだったな。

その電話で予約を後日に変更してもらったんですが、電話越しに何度も「ストーカーみたいですみません」って言われたみたい(笑)

日本中の信号の数よりも多い美容室、その中で働いてる腐るほどいる美容師(腐ってる美容師もたくさんいるだろうね)。その中からどこにいくのか選ぶのはお客さんです。選択肢はお客さんにある中で、そのお客さんにせいこは選ばれたってこと。これって素晴らしいことだと思うんです。ずっとその人の心の中にせいこがいたってことだから。せいこは誠心誠意そのお客さんと向き合ってたってことだから。

マジで尊敬します。

選ばれる美容室、美容師でありたいです。いつも思い出してもらえるように誠心誠意お客さんと向き合いたいです。

だから、ストーカーみたいですみません。なんて思わないでくださいね(笑)めちゃくちゃ嬉しいんだから!

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秋田県秋田市土崎出身、横浜市神奈川区在住。神奈川で多店舗展開する大手の美容室に13年間在籍し、2011年、横浜市神奈川区大口に美容室「rodina(ロディーナ)」をオープン。2013年に株式会社SKTカンパニーを設立。屋号であるロディーナの意味は「家族」。スタッフもお客さんも家族のような優しい関係でありますようにと、社名であるSKTカンパニーの意味は、「S」はスタッフ、「K」は家族、顧客、教育、「T」は楽しい。スタッフがたのしく成長でき、お客さんもスタッフの家族も楽しい会社でありますようにという強い想いが込められてる。 【「いい会社、いい店、いい場所を創ろう」 お客さんにとって、スタッフとその家族にとっていい会社、いい店、いい場所を。】を経営理念にお客さん、スタッフ、その家族が喜んでくれる会社創りを目指す。 吉川光洋の詳しいプロフィールはこちらから